株式会社モビーディック 代表取締役社長 保田守ブログ

(株)モビーディック代表として、企業理念や物づくりに対する情熱など、ブログ形式でお届けします。

Vol.12「石巻専修大学との取り組みver.7」

「MOBBY’Sの体感価値」

これは篠宮龍三というフリーダイバーの方で足ヒレだけをつけて水深115mまで潜りアジア記録を作った方ですが、その時に当社のウエットスーツを着用なさって当社製ウエットスーツの機能性を証明してくれたと思っています。

「独創知財

私たちはそのほかにも特許や実用新案を20件以上持っており独創的な商品作りに努力をしております。

それと、ドライスーツですが、これは水中において完全防水を維持しなければなりません。ドライスーツは基本的に中が濡れませんからインナーウエアを着ます。そして、水温に応じて厚いインナーを着たり薄いインナーを着たりして保温性を調整します。ですから、ウエットほどは身体に密着しませんので、ウエットほどはフィッティング技術を要求されませんが、基本的によりよいフィッティングが求められることに変わりありません。しかし、それ以上に完全防水技術が要求されます。素材にもよりますが、これが簡単ではありませんので、当社としても素材が変わるたびに、防水技術を要求されるので、今でも絶えず研究をしています。防水部分に細い糸が一本でも間にいれば水が漏ります、耐久性の悪い素材を使いますと、時間が経つにつれ劣化し、水が漏ることもあります。ドライスーツの製造は水漏れとの戦いです。当社では独自に作った検査装置で全品検査をして合格したもののみ出荷が許されます。また、研究のために構内に水深5mのプールを設置し必要に応じて潜水試験を行なっています。しかし、5mで検査して合格したものが30m潜ったら水が漏ってきた、などということがたまにありまして、水を完璧に止めると言うことはとても難しいのです。当社はこの防水技術においても他社に負けない技術を有していると自負しております。

f:id:mobbysceo:20181126064203j:plain