株式会社モビーディック 代表取締役社長 保田守ブログ

(株)モビーディック代表として、企業理念や物づくりに対する情熱など、ブログ形式でお届けします。

Vol.13「石巻専修大学との取り組みver.8」

さて、今後の当社の進むべき方向についてですが、まずマーケットとしては、アメリカ及びヨーロッパは、日本と同様にマリンスポーツ市場が成熟化しており、今後大きく伸びることはあまり考えられません、一方でアジア各国では経済成長が続いており、マリンスポーツへの参入者は、今後も増えるであろう事から成長市場であろうと考えています。ですから、今後は、何と言ってもまず中国であり、当社としては台湾、香港を含む中国圏の市場開拓に力を入れていきたいと思っています。また、レジャースポーツ分野以外の業務用のウエットスーツドライスーツの分野は新製品の開発をしていくことで参入の機会が増えるであろうと予想しており力を入れていきたい分野です。6年前に大きな津波を経験しましたが水中での救助活動や捜索活動に特化したウエットスーツドライスーツの開発も継続して生きたいと思っております。

話はそれるかもしれませんが、今、安倍内閣憲法改正機運が高まっていますが、日本は第二次世界大戦で敗れて以降、アメリカの支配下に置かれました、サンフランシスコ講和条約以降一応独立が認められましたが、今日まで未だにアメリカの属国と言われても致し方が無い状況があります。そういう点で日本人として肩身が狭い思いがあるのですが、実際に海外にいきますと、ほとんどの国で日本人に対して、あるいは日本国に対して友好的であることを実感します。先進国であるアメリカやヨーロッパでも少し田舎のほうに行きますと彼らにとって日本という国は科学技術と文化度が高い夢の国のような印象を持っている人が結構沢山おり、こっちが恥ずかしくなるくらいの憧れを持っている人は珍しくありません。また、第二次世界大戦で日本が占領したアジアの国や地域の人たちも、こちらとしては、引け目があるので日本を嫌っている人が多いのかなと思っていましたが、全くそんなことはなく、むしろ憧れの国のように思ってくれる人たちが多いので最初は戸惑いました。それでも最近は韓国や中国で反日的な傾向が強いですよね。新聞やテレビで見て反日的な人が増えるのは困るなと思っています。しかし実際はどうか?昨年の訪日外国人は史上最高で2400万人を超えたのですが、上位4カ国は中国、韓国、台湾、香港でしてこの4カ国だけで全体の75%を占めます。そして、ある中国人の方に聞きましたが、中国で政府が半日活動をすると日本に来る中国人の数は減るでしょうねと訪ねたら、そんなことはない、一度日本に来たら、ほとんど人が又来たくなるそうです。皆日本が大好きになる、だから益々増えるだろうと言っていました。